寒い寒い日々が続き、春の訪れを待ちわびる今日この頃です。
「寒い寒い!」とは言いながらも、この季節にも心がウキウキするようなことがございます。
それは、もちろんおでんです!
私はおでんが大好きなのです!
だから、というわけではないのですが、先日、フレンズホームにて、皆でおでんをいただきました。大根、ごぼ天、たまご、とりにく、ジャガイモ、ちくわ、ウインナーの7種類。全ての具材に出汁がしみ渡り、最高に美味しかったのですが、どうせおでんをするのであれば、「これをやらなきゃもったいない」ということで、開催いたしました。
第1回「PECS de ODEN」です。
ルールは簡単。普段、PECSにてコミュニケーションをとられている方はPECSを用いて、食べたい具を伝えてもらい、言葉でコミュニケーションをとられる方は、もちろん言葉で伝えてもらいます。以上です。
初めての試み、初めての絵カード(各種おでんのカードは今回のために初めて作りました)であるにも関わらず、なんとPさんは、食事が始まる前から「石田さん」「たまご」「ください」と文カードに貼っているではありませんか。表情も非常に良くニコニコされています。その後はごぼ天を、よく食べられました。
Eさんは、スタッフの予想(大根が好きだろう)とは裏腹に、「ウインナー」「ください」の3連続。
Cさんも、「とりにく」「ください」と皆さんに続きます。
Sさんは、「ごはん」「ください」とおかわりをスタッフに伝えています。
スタッフも、負けじと大いに食べ、そして、皆さんの意外な好みや、積極的な姿に驚いたり、笑ったりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。
普段からPECSに取り組んでおりますが、ここまでコミュニケーションが飛び交う場面というのは、あまりありません。自発的に、そして前向きにコミュニケーションを取られる皆さんの姿を見て、改めて、コミュニケーションに関する支援の大切さを感じました。
今後も、おでんだけでなく、様々な「PECS de 〇〇」を開催し、楽しく、積極的に、コミュニケーションが取りたくなるような機会を作っていければと思います。もちろん、普段の何気ない生活の中でのコミュニケーションも大切にしたいと思います。
頑張れ!俺!
牧得生